中期・後期の雑草対策に、ドローンが“突破口”を開きました。
いつもご支援ありがとうございます。ユキイプラスでは今シーズン、ロイヤント乳剤を活用した中後期の除草散布のご依頼を多くいただき、現場での効果も高く評価いただいています。

初中期までは対応できても、その先がなかった
従来、田植え後〜初中期の除草には、設定1kgの粒剤(例:ウィードコア、クリンチャーなど)が一般的で、ドローンでも十分に散布が可能でした。しかし問題はその後。中後期に効く除草剤(ロイヤント乳剤やノブレクト乳剤)は、1反あたり25〜100リットルと液量が多く、これまではビーグル等の地上散布機を持っていないと対応が難しいのが実情でした。
つまり、薬はあっても手段がなかったのです。
ドローンがそのギャップを埋める
今回ユキイプラスでは、高性能ドローン(T25)と高濃度散布ノウハウを活かし、この中後期の液量が多い薬剤をドローンで安全かつ的確に散布することで、これまで諦めかけていた雑草にもしっかり対応できるようになりました。
「あの草、なんとかならへんかな?」
そんな声に、技術と実行力で応えるのが私たちの仕事です。
ドローンはただの機械ではなく、新しい農業の選択肢を広げる“道具”だと私たちは考えています。
まだまだ課題の多い中期・後期の除草作業ですが、こうした対応が広がることで、より多くの圃場で防除が実現できると確信しています。
散布前
散布3日後


散布して3日あっと言う間にスギナやイボクサが枯れていきました。現在は跡形もなかったのように稲が育っています。
中干しでも除草ができることで稲の最も栄養が欲しい時により追肥の栄養を与えることができます。
もしもここから雑草が生えてきたとしても稲の生育が勝つことが多いです。
現場の声
「雑草だらけでもう終わったと思っていた圃場が、ここまで回復するとは思わなかった」
「ビーグルがない自分には本当に助かった」
こうした嬉しい声をいただきながら、散布を進めています。
来年以降も、中高期での除草に悩んだら、まずはご相談ください。
ビーグルがなくても大丈夫です。ドローンでできる除草があります。
散布時の注意
ロイヤント乳剤は除草効果が強力な薬剤のため、有機圃場や豆類などへの薬害に配慮し、圃場周辺の確認を徹底しています。安全第一の運用のため、散布の可否を事前にご相談させていただくこともあります。

ユキイプラスは、“できない”を“できる”に変える農業サポートを
今後も、技術と現場対応を武器に、農家の皆さまの困りごとに寄り添い続けます。
中後期の雑草対策も、ぜひお気軽にご相談ください。