時代が変わった。気候も作業方法も。
「昔は分施でやってたけど、夏の追肥が暑くて大変やから、みんなやめていった。」
これはあるベテラン農家さんの言葉です。
確かに、夏場の追肥は過酷です。高温の中、田んぼに入り、重い肥料を担いで歩く作業は体にも時間にも負担が大きい。だから「一発肥料で済むなら一発で」が、合理的な選択でした。
しかしここ数年、梅雨明け直後の異常高温による肥料切れのリスクが増え、一発肥料だけでは対応しきれない場面が増えています。コシヒカリなどでは色が抜けてきたように感じられます。
そこで、ユキイプラスでは分施(基肥+穂肥)の再評価を始めました。

分施を支えるのは、コントラクターの存在
今までは「手間がかかるから無理だった」分施も、ドローン専門業者(コントラクター)がいれば話は別です。
- 真夏でも人が歩かず、ドローンで均一かつ短時間で施肥可能
- 肥料が必要なタイミングで、ピンポイントに対応できる
- ドローン用の高濃度肥料を活用することで資材コストを削減
「やりたくてもできなかった」作業を、外部の力で解決できる時代になりました。

分施のすすめ|分けることで肥料を切らせない
具体的な流れは以下のようになります。
タイミング | BBCH | 内容 | 狙い |
---|---|---|---|
田植えと同時 | 13 | 5〜6kg/N | 安定発芽と初期生育 |
分げつ期 | 21〜 | ユートリシャN(菌資材) | 空気中のN吸収で分げつ促進 |
幼穂形成期 | 32〜 | 3〜4kg/N | 登熟向上・収量確保 |
※肥料種類や量も圃場に応じてカスタマイズ可能です。
最後に|“効かせたいときに効かせる”ために
分施は、過去のやり方ではありません。
今の時代に合わせて“再設計”された、攻めの施肥戦略です。
コントラクターがいるからこそ可能になった分施。
「暑いから無理」から「プロに任せて無理なく成果を出す」へ。
ユキイプラスは、そんな未来の農業をつくっていきます。
ご相談や、分施型施肥モデルの試験導入も受付中です。
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