Vol.18 カメムシ防除散布が始まっています

いよいよ今年も、本格的な防除散布のシーズンが始まりました。

ユキイプラスでは、滋賀県・東近江エリアを中心に、T25やT10といったドローンを活用し、圃場ごとの状況に合わせて順次散布をさせて頂いておりいます。

今年は特に、空梅雨の影響による水管理の難しさや、梅雨明け直後からの連日の猛暑により、例年よりも作物へのストレスが大きく、雑草や病害虫の動きも早まっています。そのため、防除のタイミングも例年より前倒しでの対応が必要になっており、現場ではスピードと正確性がこれまで以上に求められる状況です。

一方で、カメムシなどの害虫発生数も多く、適期を逃さない散布対応が収穫品質を大きく左右するシーズンとなっています。圃場の状態に応じた迅速な判断と、丁寧な作業が1等米を守るためのカギです。

例年よりもカメムシに要注意!

県からの最新報告(2025年7月17日発出)
すでに一部の圃場ではイネカメムシも局所的に確認されており、出穂期の吸汁による不稔籾の被害も懸念されています。調査(7月9~10日、県内36地点)によると、斑点米カメムシ類の平均生息数は117.9頭で、平年の約1.7倍(68.2頭)、アカスジカスミカメの平均生息数は95頭で、平年(48.8頭)の約1.9倍。
過去10年間で2番目に多い記録です。

令和7年度病害虫発生予察注意報第3号(斑点米カメムシ類)の発表について|滋賀県ホームページ

ご使用のブラウザでJavaScriptが無効なため、一部の機能をご利用できません。JavaScriptの設定方法は、お使いのブラウザのヘルプページをご覧ください。 …

米価が上がっている今だからこそ、防除に価値がある

昨今の市場では、米価が高水準で推移しており、「いいお米を、いい値段で売れるチャンス」が広がっています。

だからこそ――
防除にしっかりコストをかけて、“1等米”として出荷できる比率を高めることが、
結果的に農家にとっての利益につながる構造になってきています。

特に今年のようにカメムシの発生が多い年は、
1回だけの散布ではカバーしきれない場合も少なくありません。

そこでユキイプラスでは状況に応じて「2回目のカメムシ防除散布」も視野に入れたご提案を行っています。
きっちり防ぎ、しっかり残す。その一手が差を生む可能性があります。

ただしご注意を。薬剤の防除は、収穫の7日前までに行う必要があります。
タイミングを逃してしまうと、どんなに対策をしても意味がなくなってしまいます。

圃場の状態を見て、「やるかどうか迷っている」その段階で、ぜひ一度ご相談ください。
収穫までの数週間が、今年の利益を左右する“勝負所”です。

ご相談からでもOK!

出穂状況、周辺環境、雑草・虫の状況に応じた個別相談やカメムシ対策の追加防除スケジュールのご相談も可能です。

大切なお米を届けるために、今できる最善の選択を。
ご相談・ご依頼は、お早めにご連絡ください。


目次