正直、ここまで来るのに時間がかかりました。
天気に振り回されることもあれば、発芽が揃わずに悔しい思いをしたことも何度もあります。
それでも、試行錯誤しながら積み上げてきた結果、今年ようやくドローン直播で9俵/反を達成することができました!
ドローンでできる農業を
今回の圃場は、滋賀県東近江市の中里町にある自社圃場。
湛水直播(鉄黒コーティング種子)で、播種から肥料、農薬、防除まですべてドローンで行いました。
使用したのはDJI AGRAS T25。
散布量やタイミングの調整は、これまで蓄積してきたデータをもとに、かなり緻密に行いました。
結果、苗立ちも安定して、稲の登熟もきれいにそろい、過去最高の収量。
一面の稲穂を見た瞬間、「やっとここまで来たな」と心から思いました。

“結果”よりも大事にしたいもの
もちろん、9俵という数字はうれしい。
でもそれ以上に大切なのは、これまで一緒に挑戦してきた仲間や農家さんとの信頼関係です。
「うちでもやってみたい」「次はお願いできるか」
そんな言葉をもらえるようになってきたのが、何よりの成果だと思っています。
技術も機体も日々進化していますが、やっぱり最後は“人”です。

来年に向けて
今回の結果を踏まえて、来年はさらに条件の違う圃場でも実証を進めます。
目標は、「安定して収量を出せる圃場設計」を確立すること。
「直播=難しい」というイメージを変えていけるように、そして、このやり方が地域農業の選択肢の一つになるように、
引き続き挑戦を続けていきます。
最後に
ドローン直播はまだまだ発展途上の技術です。でも、こうして形になっていくのを肌で感じると、「農業の未来は明るい」と本気で思えます。
一人ひとりの挑戦が、農業の持続化につながる。
来年チャレンジしてみたい方は、ぜひご連絡ください🌾
詳細はYouTubeにて配信していますのでぜひご覧ください!